電力不足 2011 4 2
東日本大震災の影響で、ガソリン不足が問題となり、
日本に支援物資としてガソリンを送ろうと考えた国もあったと聞きましたが、
やはり、日本の問題は、ガソリン不足ではなく、電力不足です。
日本の大企業は、間接金融から直接金融に切り替えて、
「銀行依存」を脱しましたが、結局、「東京電力依存」は変わらなかったと言えます。
長期的には、自家発電を考えていくべきでしょう。
短期的には、電力需要が少ない夜間(深夜)に工場を操業するしかないでしょう。
最近は、気候がよくなって、
さらに節電に努めた結果、計画停電を免れていますが、
問題は、日本の夏です。
今年の夏が冷夏ならともかく、猛暑になると電力不足となります。
ガソリンは輸入できても、電力は輸入できないのが、つらいところです。
政府は、いろいろと忙しいでしょうが、
電力供給の回復を重点事項にすべきだと思います。
節電だけでは限界がある上に、節電は日本経済を減速させる原因になります。
今の政府は、お金が足りなくなると、すぐ増税に走り、
今度は、電力が足りなくなると、すぐ節電に結びついてしまいます。
なんだか発想が似ています。
発想が短絡的で、知恵が足りないと思います。
まず、電力供給の回復に全力で取り組むべきです。
知恵が足りないならば、外国に助けを求めましょう。
非常時にプライドだけ高くては、結局、国民が困ることになります。
そんな貴族趣味では、庶民が困るのです。